【NEW】お待たせしました!2023/2024新着コーヒーが入荷しました。
国際品評会「CoE(Cup of Excellence®)」優勝農園から卓越した生産技術で作られた極稀少な“ブラックハニー”が届きました。
プラムやキウイ、柑橘などの爽やかなフルーツ感にビターチョコレートを想わす香味。複雑で深みがあり、濃厚でありながらクリーン。甘味と余韻に熟した果実の香味が印象的です。
近年CoE®優勝農園を立て続けに輩出しているウエストバレー地区。コスタリカを代表する優良産地にあるこの「エルバス・マイクロミル」も、このレオンシオ農園が2012年に2位、2015年には8年の期間を費やして育てたSL28品種が1位を獲得するなどウエストバレーを代表する名門ミルとして卓越した生産技術を持っています。
農園主のバランテス一家はコーヒー栽培を始めて50年以上になります。コスタリカのマイクロ・ミル革命のパイオニアで、2001年に自前のエルバス・マイクロミルを建て、以来自ら生産処理・乾燥を行い、優れた「ハニーコーヒー」を作り出しています。そのエルバスからコスタリカの最新の生産処理技術『ブラックハニー』をお届け致します。
乾燥はほぼパティオとアフリカンベッドを使用します。品種はカトゥーラ、カトゥアイ、ビジャサルチを栽培しています。また2015年CoE®で優勝した際の賞金で、新たにビニールハウスの乾燥場を設置。生産処理においても新たな挑戦をスタートしています。また、品種と土壌の適合性、相性に関してもこだわりが大きく、コストはかかるものの特別な管理をする事で、毎年安定した収穫量とクオリティを達成しています。
【『ハニーコーヒー』について】
『ハニーコーヒー』とは、収穫されたコーヒーの精製処理の方法のひとつです。
ハニーコーヒーでは収穫されたコーヒーチェリーを、パルパーという機械で果肉除去された後、醗酵行程をおかずに、ミューシレージ(粘液質)が残ったままの状態で乾燥行程に入ります。この方法によって、ミューシレージの甘味が豆に移り、通常のウォッシュドコーヒーでは得られにくいハチミツを思わせる独特の香りやボディをもったコーヒー豆が得られます。またこの方法では、果肉除去の行程で過熟豆、未熟豆を取り除くことが出来るというメリットもあります。
一方でミューシレージがついたままの乾燥方法は難しいといわれています。そこで多くの場合、遠心分離機でミューシレージを多少落としてから乾燥させる方法が主流ですが、ここ「エルバス・マイクロミル」では、ミューシレージを残したまま乾燥させており、完熟のコーヒーチェリーのもつ甘味が十分に引き出された香り高いコーヒーが精製されています。これは小さいながらも、自前のウェットミル・乾燥場をもち、丁寧な作業が隅々まで行き届く農園だからこそ出来る事なのです。