今やスペシャルティーコーヒーの中で、最も有名な農園の1つである「エル・インヘルト」。その名が世界の表舞台に出たのは、2002年の国際品評会「Guatemala Cup of Excellence(CoE)」。デビューでいきなり第三位の座を獲得。その時の品種がコーヒーの伝統的な二大品種の一つ“ブルボン種”でした。華やかさがありフローラルで類まれな風味を持ったこのコーヒーは、その後も世界中の人々を虜にし、2008年のCoEではついにエル・インヘルトの“パカマラ種”が一位を獲得、ポンド当たり$80.20は当時の Guatemala CoE の最高取引価格を樹立。殿堂入り農園となりました。
より良いコーヒーを生産する為に、オーナー自身の徹底した研究・管理のもとで、伝統的なグアテマラのコーヒーを生産しています。マグノリア区画はエル・インヘルト農園中央に位置する区画で、甘さの質感やフローラルな印象などバランスに長けていることから、単一エリアでの買い付けが行われるようになりました。また、近年は“ナチュラルプロセス”にも力を注いでおり、充実した雇用を基盤とするピッカーの方々の高いピッキングスキルがもたらす均一な熟度は、エル・インヘルトのナチュラルの強みでもあります。